ワクチンの接種について ~生ワクチン一覧~

生ワクチン一覧

BCGワクチン

どんな病気を予防するワクチンですか? 結核を予防するワクチンです。
ワクチンの種類と費用は? 生ワクチンです。他のワクチン接種とは27日以上あけて接種して下さい。
法定接種ですので、対象年齢内であれば、費用は無料です。
接種を受ける時期と間隔は? 対象年齢:生後12ヶ月まで
(標準接種年齢:3~6ヶ月未満)
回数:1回の管針法(スタンプ式)注射 ハンコ注射です。
BCG後の正常な経過は? いつも通り、生活して下さい。
入浴はかまいませんが、接種部位をこすらないで下さい。 接種後、一旦、針の痕は消えます。 2~3週間後に、針痕が赤く膨らみ、1ヶ月くらいでうみ(膿)を持つようになります。
その後、かさぶたになり、1~2ヶ月でかさぶたが取れてきれいになります。 以上が、BCG後の正常な経過です。 うみ(膿)を持っても、絆創膏や包帯などはしないで下さい。
副反応は? 通常、発熱などの副反応はありません。
接種後1週間以内に針痕が赤く膨らむコッホ現象が出現した場合には、必ず医師に相談して下さい。
まれに、腋(わき)のリンパ節が腫れることがあります。ほとんどの場合、数ヶ月で消えますが、大きくなる時には医師に相談して下さい。
院長のひと言 結核は、古くて新しい感染症と言われ、今でも新たな感染者が発生しています。ワクチンでしか予防できない病気ですので、必ずワクチンを受けてください。

麻疹・風疹混合(MR)ワクチン

どんな病気を予防するワクチンですか? 麻疹(はしか)、風疹(3日はしか)、2つの病気を予防するワクチンです。
麻疹は、合併症が多く、患者1000人に1人が亡くなる怖い病気です。
風疹は、妊婦さんが妊娠初期にかかると、先天性風疹症候群(先天性心臓病、難聴、白内障)という先天的異常の赤ちゃんが生まれることがある怖い病気です。
未接種の大人の方も積極的に接種しましょう!
ワクチンの種類と費用は? 生ワクチンです。他のワクチン接種とは27日以上あけて接種して下さい。
法定接種ですので、対象年齢内であれば、費用は無料です。
接種を受ける時期と間隔は? 1期
対象年齢:生後12~24ヶ月未満
回数:1回の皮下注射
2期
対象年齢:5歳~7歳未満で小学校就学前1年間(就学前年度4/1~3/31)
回数:1回の皮下注射
副反応は? このワクチンは、麻疹と風疹のワクチンを混ぜたものです。
接種してから約1週間後に、発熱、発疹などがみられることがありますが、
通常1~2日で消失します。
2つのワクチンを混ぜたことで、
別々のワクチン接種時以上に副反応が増えることはありません。
院長のひと言 必ず受けていただきたい基本的なワクチンです。
麻疹、風疹を根絶するために、必ずこのワクチンを2回接種しましょう。

みずぼうそう(水痘)ワクチン

どんな病気を予防するワクチンですか? みうぼうそう(水痘)を予防するワクチンです。
ワクチンの種類と費用は? 生ワクチンです。他のワクチン接種とは27日以上あけて接種して下さい。 2014年10月から法定接種 になりましたので、対象年齢であれば、無料です。
法定接種の対象年齢でない児の場合は、任意接種でとなりますので、費用は有料です。
当院では、8,200円です。
接種を受ける時期と間隔は? 対象年齢:1歳以上3歳未満の児であれば2回無料で接種できます。
保育園等の集団生活に入る前に接種するのがよいでしょう。
回数:2回の皮下注射
初回は1歳過ぎたらすぐに、2回目は初回接種から最短3ヶ月、一般的には6ヶ月以上1年未満に接種しましょう。
副反応は? ワクチン接種2~3週間後に、まれに、発熱、発疹がみられることがありますが一過性で、数日で消失します。 ワクチンを接種しても20%は後に水痘にかかることがあります。しかし、その症状は軽症で、発疹も目立たず痕も残りません。
院長のひと言 必ず受けていただきたい基本的なワクチンです。
当院では、法定接種対象年齢外の児にも2回接種を勧めています。
保育園等の集団生活に入る前に初回接種し、その6ヶ月から1年後までに2回目の接種を受けましょう。

おたふくかぜ(ムンプス・流行性耳下腺炎)ワクチン

どんな病気を予防するワクチンですか? おたふくかぜ(ムンプス・流行性耳下腺炎)を予防するワクチンです。
おたふくかぜは、両側もしくは片側の耳下腺、顎下腺が腫れて発熱することがある病気で、まれに髄膜炎や難聴などの重篤な合併症を起こします。
ワクチンの種類と費用は? 生ワクチンです。他のワクチン接種とは27日以上あけて接種して下さい。
政府は、将来的に法定接種にする方向で検討していますが、 現状では任意接種ですので、費用は有料です。当院では、6,200円です。
接種を受ける時期と間隔は? 対象年齢:1歳になったら接種できます。
保育園、幼稚園等の集団生活に入る前に接種するのがよいでしょう。
回数:1回の皮下注射    
日本小児科学会では、2回接種を推奨しており、
当院でも2回接種を積極的に勧めています。
初回は1歳過ぎたらすぐに、2回目は初回接種から1年以上あけ小学校就学前までに接種しましょう。
副反応は? ワクチン接種2~3週間後に、耳の下が軽く腫れることがあります。
約2000人に1人の割合で、無菌性髄膜炎にかかることがありますが、
自然感染した場合より非常に少ない頻度です。
院長のひと言 必ず受けていただきたい基本的なワクチンです。当院では、2回接種を勧めています。 保育園、幼稚園等の集団生活に入る前に初回接種し、小学校就学前までに必ず2回目の接種を受けましょう。

ロタウィルスワクチン:嘔吐下痢症予防ワクチン

どんな病気を予防するワクチンですか? ロタウィルスが経口的に感染して起こる嘔吐下痢症の発症と重症化を予防するワクチンです。
ロタウィルス感染症とは? 毎年冬になると流行する嘔吐下痢症のことです。
乳幼児が発症すると激しい嘔吐と下痢による脱水症状や脳炎・脳症の合併により重症化し、命の危険にさらされる場合があります。
乳幼児では特に注意を要する感染症です。
2つのロタウィルスワクチン 日本では、2011年11月末にロタウィルス感染を予防する1価ワクチン (ロタリックス)が発売され、ワクチン接種が始まりました。
そして、2012年7月末に5価ワクチン(ロタテック)が発売されました。
1価ワクチン (ロタリックス)は、
ロタウィルスのうちG1という1グループに効果があるワクチンですが、他のグループへの効果も証明されています。
5価ワクチン(ロタテック)は、ロタウィルスのうちG1、G2、G3、G4、G9の5つのグループに効果があるワクチンです。
両ワクチンともに、口から飲む生ワクチンです。
ワクチンの種類と費用は? 生ワクチンです。他のワクチン接種とは27日以上あけて接種して下さい。
任意接種ですので、費用は有料です。
1価ワクチン (ロタリックス)は、1回13,800円、2回で 27,600円です。
5価ワクチン (ロタテック)は、1回9,200円、3回で27,600円です。
ワクチン別の接種時期と回数は? 1価ワクチン (ロタリックス)
接種月齢:生後8週0日から14週6日までに開始し、
4週間以上の間隔をおいて、生後24週0日までに 2回目の接種を終了する。
生後24週以後は接種できません。
回数:2回の経口接種

5価ワクチン(ロタテック)
接種月齢:生後8週0日から14週6日までに開始し、
4週間以上の間隔をおいて、生後32週0日までに 3回の接種を終了する。
生後32週以後は接種できません。
回数:3回の経口接種
月齢が進んでいて1、2回接種しか出来そうにない場合 これらのワクチンは、生ワクチンですから1、2回接種でも
重症化阻止などある程度の予防効果が期待できます。接種しましょう。
接種に当たっての注意 このワクチンは飲むワクチンです。
接種は予約時間に来院いただいてワクチンを飲んでいただきます。
嘔吐を誘発しない為に、接種予約時間の1時間前から哺乳させずに(おっぱいを飲ませないで)、来院してください。
副反応は? 海外では腸重積症の増加が報告されていますが、
日本では今のところ自然発生率以上の増加の報告はありません。
ぐずりなどの易刺激性、下痢、咳や鼻水が出るなどの副反応の報告されていますが、重篤なものはありません。
院長のひと言 生後32週までには、4混(DPT-IPV)やヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、BCGなどのワクチンも接種する必要がありますので、早期に接種を開始しないとスケジュール的に非常に厳しくなり、接種できなくなります。
ワクチン接種の優先度としては、対象疾患の重症度などから4混(DPT-IPV)やヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの接種がロタウィルスワクチンよ り優先されますので、ロタウィルスワクチン接種をご希望の場合は、他のワクチンとの同時接種をお勧めしています。
是非、他のワクチンとの同時接種で、
嘔吐下痢症から赤ちゃんを守ってあげましょう。
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