よくあるご質問

たまい小児科へ よくいただく質問をまとめました

気管支喘息のはなし

近年、保育所などの集団生活の普及によって風邪などの気道感染症にかかる機会が増え、低年齢から喘鳴を繰り返す児が多くなっています。
一方、喘息の治療が向上した現在では、 入退院を繰り返して治療に難渋する重症喘息児は減少しています。
喘息の症状と診断、重症度と治療、日常生活の注意点についてお話しします。

喘息の症状と診断について教えてください。

喘息は、ゼーゼーヒューヒュー(喘鳴)と咳込みがひどくなり呼吸困難をおこす病気です。 乳幼児では、3回以上喘鳴を繰り返すと乳児喘息と診断するとされています。

喘息の治療と重症度の評価について教えてください。

喘息には、発作時の治療と発作がない状態を維持する治療があります。
  1. 発作時の治療は、気管支拡張剤の吸入や点滴などで発作を押さえ込む治療です。
  2. 発作が押さえ込めたら、発作がない状態を維持する維持療法を行います。
  3. 治療内容は日本小児アレルギー学会の治療管理指針に定められており、治療薬の種類や期間は、重症度によって異なります。薬の選択には、重症度の評価が最も重要で、重症度の決定には、治療経過と症状の推移が必要不可欠です。
喘息日誌に治療経過と症状の推移を記入していただくと非常に治療に役立ちます。

喘息の治療目標と日常の喘息症状について教えてください。

治療の目的は、喘息発作がない状態を長く維持することです。
普段通りの生活をしていても発作が出ない状態が治療目標です
生活を制限して発作がない状態を維持することではありません。
走り回ったり、運動すると咳き込む。暴れたり、泣いたり、笑ったりすると咳込む。寝入りばなに咳込まないと眠れない。朝寝起きに咳込みがある。
これらは発作が落ち着いていない徴候で、治療を継続もしくは変更する必要がありますので相談しましょう。

運動と喘息発作の関連について教えてください。

喘息発作を誘発しやすい運動は、ランニング(特に長距離)、サッカー、バスケットボール、テニス、スキー、クロスカントリースキーなどの持久的運動です。   喘息発作を誘発しにくい運動は、野球、ゴルフ、柔道、バレーボールなどの瞬発的運動と、持久的運動の中で唯一、水泳とされています。

喘息はどんなときに悪化しますか?

1.風邪や気管支炎、肺炎、インフルエンザなどの気道感染症の時    
  →毎年、インフルエンザワクチンを接種しておきましょう!  
2.台風や低気圧が通り過ぎる時、または、通り過ぎた後  
3.寒暖の差(最高と最低気温の差)が、10℃以上の日    
  →ゴールデンウィーク前後や運動会シーズンなど、春秋は悪くなりやすいです!
4.黄砂、PM2.5、タバコ、花火や線香、排気ガスなどの煙を吸った時
5. 運動会や発表会などのイベントの前後
6. アレルギーの原因物質(アレルゲン)にさらされた時     
  →埃やダニが多い所に行くと悪くなります!ペットの飼育も要注意です!

気管支喘息の子どもがいるけど禁煙したほうがいいですか?

タバコの煙を吸い込むこと(受動喫煙)は、気管支喘息の明らかな増悪因子です。お子さんがいくら頑張って治療しても、ご家族に喫煙者がいるとなかなか喘息の症状は治りません。喫煙していない時でも、喫煙者の呼気中に煙成分が排出されますので、蛍族のような戸外での喫煙は無意味です。喘息のお子さんがいらっしゃるご家族は、必ず禁煙しましょう。ご家族の皆さんのご協力をお願いします。
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